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 2013年07月 

禅居庵~どや顔☆猪に会いに 

 さてお次の行き先は禅寺建仁寺の塔頭・禅居庵、摩利支天堂です。
 京都では「まるしてんさん」と呼ばれているそう。

 本尊・摩利支天は、三面六臂で七頭の猪に坐す姿で表現されています。
 大鑑禅師が中国より勧請したとされていますが、その起源は、
 威光・陽炎(かげろう)を神格化した古代インドの女神マーリーチーにあるとされています。
 さらには、古代インドの太陽神スーリヤや古代イランの神にまで遡るという説もあります。
 いずれにせよ、かなり古い起源の外来神であることは間違いないようです。
 摩利支天はまさに陽炎のように、捉えられず、焼けず、濡らせず、傷付かない。
 隠形の身で常に疾行し、自在の通力を有すとされます。
 これらの特性もあって、日本では武士の間に、
 摩利支天を武運・開運・勝利の神様として崇める信仰が広まったそうです。
 厄除けなどのご利益もあるとされ、祇園・花街の人々からも信仰されているそうです。
 特に、亥年生れの人々には守り本尊として信仰されているそうです。

 金沢の宝泉寺(ほうせんじ)、上野アメ横の徳大寺と共にこちらは、
 「日本三大摩利支天」のひとつにあげられているそうです。

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