メスキータ=コルドバの聖マリア大聖堂~スペイン旅行記3日目その3
メスキータというのはアラビア語のマスジドがなまったもので、英語のモスク (礼拝堂) のこと
キリスト教徒によるイベリア半島のレコンキスタ (領土回復)後、
他のモスクがことごとく破壊されてしまったので、
単にメスキータといえば、このコルドバの聖マリア大聖堂=大モスクを指すそうです。
もともとキリスト教会だった建物が、イスラム教の支配下でモスクとして改築され、
アーチ群とメッカの方位をあらわすミフラーブ
(イスラム教徒が祈りを捧げる場所)ができました。
その後再びキリスト教の支配になり、メスキータの一部にキリストの祭壇が造られます。
そのため、メスキータの中にはイスラム教のミフラーブとキリスト教の祭壇が共存するという
唯一無二の珍しい建築物となっています。
「円柱の森」
大理石と赤レンガを組み合わせた馬蹄型アーチを846本の円柱が支えています。
円柱の高さが揃っていなかったため、二重アーチにし、更に強度を増すことが出来たとか。
メスキータのミフラーブ
メッカの方向に向けられた壁龕(壁に作られたくぼみ)。祈りを捧げる方向の目印であり祭壇。
コーランの一節が壁面に刻まれ、
独特の馬蹄形デザインはイスラム装飾の技術の高さを示しています。
16世紀造られた「マヨール礼拝堂」
鐘楼とオレンジの中庭
アンダルシアはオレンジでいっぱい。
キリスト教とイスラム教が今でも共存している不思議な場所でした。
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- [2012/12/16 00:00]
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