2011.秋 京都~哲学の道を北上
- 京都旅行にて
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さーて。南禅寺から北へ向かって歩くことに致します。
まずは、こちら 熊野若王子神社
1160年(永暦元年)後白河法皇が、禅林寺(永観堂)の守護神として熊野権現を勧請し、
祈願所とされた正東山若王子の鎮守でしたが、
明治の神仏分離によって、ここだけが残りました。
熊野神社・新熊野(いまくまの)神社とこちらが京都三熊野と呼ばれるそうです。
今では、道中安全祈願や進学、縁結びの神様として人気。
またサッカー日本代表のユニフォームでおなじみの
八咫烏(やたがらす)が梛の葉を加えているマークはこの神社のシンボル。
【御祭神】 国常立神(くにのとこたちのかみ)
伊佐那岐神(いざなぎのみこと)
伊佐那美神(いざなみのみこと)
天照皇大神(あまてらすおおみかみ)
こちらは一般的に哲学の道の終点と言われるそうで・・・
へそ曲がりな私は終点より北上します。
哲学の道とは、南の若王子神社から北の銀閣寺までを結ぶ、約1.5kmの散策道。
昨日の日記にもある南禅寺境内の水路閣から送られてきた
疎水(そすい)の流れに沿って続く道。
京都疎水は明治時代の京都の一大事業として作られた人工の水路です。
南禅寺の水路閣も疎水の水を流すために作られたものです。
哲学の道に流れている疎水は
大津で取水されたあと長いトンネルを経て蹴上に到達します。
蹴上から分水して北上する疎水が南禅寺水路閣を経て哲学の道に流れています。
哲学の道は、疎水の西側に散歩用の石畳が敷かれ、
日本の道百選にも選ばれている散歩には最適の道です。
京都の哲学者西田幾多郎(にしだきたろう)氏がよく散歩をし、
「思索の小径」と呼ばれていましたが、
その後西田氏の弟子らも好んで散策したこともあり、
いつしか「哲学の道」となり、1972年正式に銘々されたそうです。
長閑なり~てくてくてくてく。
車も通らないのでこういう散歩コースが近所にあったらいいな~と思いました。
哲学の道から少し離れて 霊鑑寺 へ。
臨済宗南禅寺派の門跡尼寺です。
1654年(承応3年)後水尾天皇が皇女を開基として創建されました。
代々皇女が住職を務めて、谷御所、鹿ケ谷比丘尼御所とも呼ばれています。
御所人形・貝あわせ等、皇室ゆかりの品が多く、
池泉鑑賞式庭園や、名椿が多数あることでも有名です。
通常非公開ですが、毎年、春(椿)と秋(もみじ)に特別拝観が行われます。
特別拝観の時期に是非訪れたいお寺です。門だけ眺めて次へ。
住蓮山 安楽寺
毎年7月25日に行われるかぼちゃ供養で有名。
安楽寺は、法然の弟子である住蓮房(じゅうれんぼう)と安楽房(あんらくぼう)が
念仏同情「鹿ケ谷草庵」を近くに開いたのが始まり。
後鳥羽上皇の女官だった松虫姫と鈴虫姫が、
安楽寺で住蓮房と安楽房の説法に感化され内密に尼僧になったため、
院の怒りを買い、念仏は禁止、道場は荒廃、両僧は死罪、法然も讃岐に流刑。
これを知った両姫は広島県生口島光明坊に転居したといい、
今も境内には、住蓮、安楽の五輪石塔と松虫姫、鈴虫姫の小さな墓があります。
30分ごとに本堂で寺の由来の説明があります。
こぢんまりとして趣のあるお寺です。こういう場所はなんだか落ち着きます。
実は安楽寺の紅葉が一番見たかった。。。(T-T)
安楽寺 「HP」
次は、安楽寺のすぐお隣。
法然院
元は浄土宗内の独立した一本山であったけれど、
昭和28年(1953年)に浄土宗より独立、単立宗教法人となりました。
鎌倉時代に、法然が弟子たちと共に六時礼讃行を修した草庵に由来するそうです。
江戸時代になり、延宝8年(1680年)に、知恩院の第38世である萬無が、
法然ゆかりの地に念仏道場を建てることを発願し、
門弟の忍澂と共に再興したとされています。
他のお寺より若干湿度が高いような、むっとした感じがしました。
山門を入ると~
白砂壇(びゃくさだん)
山門を入ると、両側に白い盛り砂があります。
水を表わす砂壇の間を通ることは、心身を清めて浄域に入ることを意味しているそうです。
が
見た瞬間に思ってしまいました。
落雁みたい
きっと地蔵菩薩も呆れたことでしょう。。。
地蔵菩薩像
法然院 「HP」
たくさん歩いたから次は休憩休憩♪
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